85歳の母をデイサービスに行かせたい。
介護認定の申請方法ってどうするの?入院中だけど申請できるのかな?
こんにちは、麦マネです。居宅のケアマネをやっています。
介護認定の申請を入院中にやるのは計画的でとても良いことですね。
だけど何から始めればいいのか分からずに困っていませんか?僕もよく相談を受けます。
今回は「介護認定の申請方法」について、60代の家族向けに解説します。具体的には、
- 手続きの流れ
- 具体的なやり方
- 申請できる人
- 入院中はどうなの?
実体験をもとに解説します。
「 私も高齢者。難しいことは苦手! 」
という人でも理解できるように、できる限り分かりやすく解説しますのでご安心ください。
申請から認定が下りるまでの流れ
介護保険サービスを受けるためには、介護認定の申請を行い要支援1〜2、要介護1〜5の認定を受けなければいけません。
介護認定の申請方法
「申請する場所」と「必要なもの」を押さえておけば、あとは窓口で丁寧に教えてもらえます。
究極の結論として、「行政」に「印鑑」を持って、本人か家族がいけばOK。
申請する場所
- 区役所
- 市役所
- 町役場
- 村役場
- 広域連合窓口
- その他、役所などの支所
要するに…
あなたの住民票がある行政の窓口です。
その中の「福祉課」とか「長寿課」とか介護関係の部署があるので、そちらを尋ねましょう。
申請に必要なもの
- 介護認定申請書
- 印鑑
- 介護保険被保険者証(紛失してなければ)
- マイナンバーカードまたは通知(必要時)
- 医療保険被保険者証(40〜64歳の場合)
- 委任状(必要時)
介護認定申請書は窓口にも用意してあるし、ホームページよりダウンロードもできます。
なお、市町村により必要なものが違う場合があるので、詳しくは市町村に確認してください。
本人や家族が申請にいくなら、ほとんどのケースで「印鑑」さえ持っていけば手続きできるよ。
申請できる人…代わりに申請もできる?
介護認定を申請するのは基本的に本人もしくわ家族です。
だけど、
『本人は入院していて動けないよ』『遠くに暮らしている』『仕事で手続きにいけない』
こんな人のために代行で申請することができます。
代行申請とは
繰り返しになりますが、申請するのは基本的に本人もしくは家族です。
だけど一人暮らしなどで窓口まで行けない人は、
- 地域包括支援センター
- 居宅介護支援事業所
- 介護保険施設
に代行申請という方法もできます。
代行申請のよくあるパターン
知り合いにケアマネもいないし、せっかく相談に乗ってもらっているので、このまま担当ケアマネになってもらうのは自然な流れですね。
素朴な疑問
ー病院から申請をするように言われたけど、病院のスタッフは代行申請できないの?ー
病院のソーシャルワーカーが代行申請することはありません。
ケアマネ等と情報共有して手続きを促すまでです。
入院中も申請できる?
「退院したらすぐにデイサービスの通わせたい」
「退院後は施設へ」
入院中に介護保険のことを考えるケースは少なくありません。
そこで疑問に思うことが…
入院中に介護申請はやっていいの?
入院中にも申請できるし、実際に申請する人もかなり多い
入院中の申請はかなり多いよ。
だけど経過を考えれば納得。
以前とは変わった状態で退院するのが明らかなので、介護申請するのですね。
退院までに介護認定が下りてたら優秀
退院日までに介護認定が下りていたら、介護サービスへの移行がスムーズです。
- 退院したらすぐに車椅子や介護ベッドのレンタル
- 手すりなどの取り付け工事(住宅改修)
- 翌日からデイサービス開始 など
申請から認定が下りるまでに約30日かかることを念頭に、手続きを進めていきましょう。
(まとめ)介護認定を申請する方法
初めて介護申請をする人の疑問にお答えしました。
介護認定を申請する場所は、
- 区役所
- 市役所
- 町役場
- 村役場
- 広域連合窓口
- その他、役所などの支所
申請に必要なものは、
- 介護認定申請書
- 印鑑
- 介護保険被保険者証(あれば)
- マイナンバーカードまたは通知(必要時)
- 医療保険被保険者証(40〜64歳の場合)
- 委任状(必要時)
申請者は基本的に本人か家族だけど、一人暮らしなど個々の事情もあるので、
- 地域包括支援センター
- 居宅介護支援事業所
- 介護保険施設
などが代行申請を行ってくれます。
そのまま担当ケアマネになってもらえれば、わざわざケアマネを探す手間も省けて一石二鳥。
入院中に介護認定の申請はできます。むしろ、そのケースは多いです。
申請を終えたら、認定調査や主治医意見書の取り扱いについて考えましょう。
別の記事で解説していますのでよければ参考にしてください。
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