介護保険証の見方・使い方を完全ガイド。負担割合証となにが違う? 

介護保険証の写真
娘さん
娘さん

やっと介護保険証が届いた。あれ?

こんにちは、麦マネです。

もしかして、こんなことで悩んでいませんか?

  • 介護保険証の見方がわからない
  • このあと介護保険証をどうすればいいの?
  • 同封されているもう一枚の証書はナニ?

年に数回も使わない介護保険証ですが、ここだけは覚えておいてほしい箇所があります。

この記事では介護保険証の『見方』『使い方』について分かりやすく解説します。

介護保険証の見方

市町村(保険者)によって書式の違いはありますが、書かれている内容は同じです。

  • 要介護状態区分等
  • 認定の有効期間
  • 認定年月日
  • 区分支給限度額
  • 認定審査会の意見及びサービスの種類の指定
  • 被保険者情報
  • 保険者情報
  • 居宅介護支援事業所などの名称
  • 介護保険施設等の名称

この中で大事なのは「要介護状態区分等」 と 「認定の有効期間」。

他の項目は「こんな感じか〜」くらいで大丈夫。

① 要介護状態区分等

「非該当」 「要支援1~2」 「要介護1~5」 のいずれかが印字されています。

「介護認定はいくらですか?」みたいな会話はよくあるので、覚えておきましょう。

介護認定の見方はこんな感じ、

介護認定がどんな状態かがわかる

数字が低いほど介護度が『軽い』『低い』

数字が大きいほど介護度が『重い』『高い』

とか表現しがちですね。

よくある勘違い

要支援1と要介護1、要支援2と要介護2の見間違い。要支援と要介護では全く状態が違うし、使える介護サービスも違うので、ここだけは注意してください。

② 認定の有効期間

介護認定には有効期間が付されています。

  • 新規申請の場合、原則6ヵ月
  • 更新申請の場合、3か月〜48ヵ月

有効期間を過ぎても継続して介護サービスを利用するには、更新申請を行います。

③ 認定年月日

介護区分を認定された日。

気にしなくていい。

④ 区分支給限度額

  • 一ヶ月の介護費用の限度←これを越すと10割負担
  • 介護度によって違う
  • 介護度が高いほど限度額も多い

とはいえ、ケアマネが計算してくれるので、気にしなくてよい。

⑤ 認定審査会の意見及びサービスの種類の指定

意見が書いてあったら指示に従わなければいけない。

ほとんどのケースで大したことは書いてない。

⑥ 被保険者情報

あなたの基本情報。

⑦保険者情報

あなたの介護保険料を管理している市町村。

ほとんどの場合は、今住んでいる住所地。

施設に入所している人の中には、前住所の市町村が表示されている人もいる。

⑧居宅介護支援事業所などの名称

あなたを担当するケアマネ事業所の名称。

人によっては歴代のケアマネ事業所が載っている人もいる。

⑨介護保険施設等の名称

特別養護老人ホーム(特養)や老人保健施設(老健)などに入所した場合に表示。

入所歴がない人は空白です。

結論、

介護保険証の中で覚えていてほしいのは、「要介護状態区分等と「認定の有効期間」です。

介護保険証を使う場面

高齢者と介護士

断じて言いますが、 物理的に介護保険証を使う場面はほぼありません。

数年に1回あるか、ないかです。

ケアプランを作成するとき

ケアマネにケアプランを作ってもらうときに介護保険証を提示します。

考えられる場面として、

  • 始めてケアプランを作ってもらうとき
  • 認定見直しで、 ケアプランを見直すとき

最長4年間ケアプランの変更がなければ、介護保険証を提示するのも4年後というのが笑えるところ。

要介護認定の申請をするとき

認定の申請を行うときに、 申請書と一緒に介護保険証も提出します。

  • 初めての申請
  • 更新申請
  • 区分変更(途中見直し)

認定の有効期間は最長4年間なので、状態がなにも変わらなければ次回の申請は4年後という人もいます。

介護給付費の支給申請を行うとき

介護給付費とは住宅改修や福祉用具購入費などにかかわる費用。

  • 申請書と一緒に介護保険証も提出
  • 1~3割の窓口負担となる

ここはかなり専門的な知識なので覚える必要はありません。

介護保険負担割合証との違い

介護保険証 介護保険負担割合証
娘さん
娘さん

介護保険証みたいな紙がもう一枚入っていた。『介護保険負担話証』って書いてあるが、これは何?

初めて介護保険証を受けとった人には、介護保険負担割合証が一緒に送られてきます。

2つの違いは、

  • 介護保険証は介護認定が示されている
  • 介護保険負担割合証は自己負担割が示されている

介護保険の自己負担割合は収入によって1〜3割と決められています。

『あなたは窓口で1割分払ってください』『あなたは2割ですね』『あなたは富裕層なので3割です』

と示されているのが、介護保険負担割合証です。

こちらも1年に1回しか使うことなく、

  • サービス利用開始時期
  • 8月に新しい負担割合証が届いた時(年1回自動更新)

これくらいです。

介護保険負担割合証の詳細は別の記事を参考にしてください。

まとめ

介護保険証が届いたらココだけは確認しておいて!

  • 要介護状態区分等
  • 認定の有効期間

この2箇所を見ておくだけで、要介護認定がいくらなのか、次回の手続きはいつ頃かが分かります。

そんな介護保険証ですが、残念ながら日常的に使うことはほぼありません。

ーじゃあこの後、介護保険証をどうすればいいの?ー

そんな疑問が残ると思いますが、

  • 介護サービスを使いたい人→ケアマネを選ぶ
  • すでに介護サービスを使っている人→担当ケアマネに見せる

これで大丈夫です( ^ω^ )

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